3月 15, 2025
胃の内部

その歴史は?内視鏡検査は古くからある検査方法の一つ

内視鏡検査には古い歴史がある

口や鼻からカメラを搭載したチューブを挿入し、胃や大腸の内部をリアルタイムで観察できる内視鏡検査は、近年登場した技術のように感じるかもしれません。しかし、実は長い歴史を持った検査方法でもあります。内視鏡の起源と言われているのは、1805年にドイツで誕生した導光器、軟性胃鏡、硬性胃鏡と呼ばれる技術です。その後、1950年には日本のオリンパスから現在と同じチューブの先にカメラを搭載した通称・胃カメラが登場します。その後、1958年にはアメリカでファイバースコープが登場し、内視鏡検査の技術は格段に向上していくのです。

革新的だったビデオスコープの登場

内視鏡検査の技術は時間を経過することに向上していきましたが、その中でも1982年に登場した「ビデオスコープ」や「超音波内視鏡」は非常に画期的なものでした。胃の内部を数十万個もの画像でとらえ、電気信号に変えることで、テレビモニター画面に送り込むことが可能になりました。テレビモニターに映せることで、複数人の医療従事者が確認することができます。安全性が高まり、さらに見落としも少なくなったことで、診断の精度が飛躍的に上がったと言われています。

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