3月 15, 2025

内視鏡検査の受け方とは?内視鏡検査では何がわかるの?

内視鏡検査のイメージ

内視鏡検査は、バリウム検査よりも、正確な結果が出るといわれます。
そのため、胃腸にがんの疑いや不安を抱えている方は、一度受ける必要があるといえるでしょう。
ただ、内視鏡検査について詳しくない方だと、受け方も、検査で何がわかるのかも不明で、困ってしまうことがあるかもしれません。
ここでは、内視鏡検査の受け方や、検査で何がわかるのかについて解説します。

内視鏡検査の受け方

内視鏡検査は、体内にカメラ付きの管を通し、消化器を診る検査です。
消化器の状態を正確に見るためには、検査する箇所に何もない状態が望ましいといえます。
そのため、検査の前日や当日にかけては、食事制限や下剤の内服などを求められるでしょう。
それにより、胃腸に何もない状態にし、観察しやすくしています。

検査は、受付の後に服を着替え、ほとんど横になっているだけで受けられます。
時間はそうかからず、検査時間は10~30分ほどです。
ただ、その間起きていると、医師から脱力するよう指示があったり、喉を管が擦る感覚にえづいてしまったりと、何かと大変です。
そのため、鎮静剤が用いられ、眠ったような状態で内視鏡検査を受けられるクリニックも増えてきています。
そのようなクリニックであれば、内視鏡検査が苦しい、痛いといったことも少ないでしょう。

内視鏡検査でわかることとは

内視鏡検査では、さまざまなことがわかります。
体内にカメラ付きの管を通して、肉眼で見るのとそう変わらない精度で、胃腸の状態を見られるためです。
下記のようなことがわかります。

上部消化管内視鏡検査でわかること

上部消化管の内視鏡検査では、食道に逆流性食道炎、食道がん、食道静脈瘤などがないか見ることができます。
胃には慢性や急性の胃炎が起きていないか、胃ポリープや胃がんなどがないかなども見ることが可能です。

大腸内視鏡検査でわかること

大腸内視鏡検査では、クローン病や過敏性腸症候群がないか、虫垂炎を起こしていないかなどみることができます。
使用している内視鏡検査器材によっては、大腸ポリープを切除することも可能です。
それにより、生体検査を行ってより正確な結果を出したり、大腸がんを取り除いたりということもできます。